弊社では、お客様からご依頼がありましたら、 ①「検査対象品」を確認しながらお打ち合わせ をさせて頂いております。一通りご要望・状況を確認させて頂き、 ②「検査機器」の選定 に入ります。社内設備で「検証用検査機」を用意していますので、最適な検査機器を選び ③「簡易検証」をさせて頂き ④ 検査可能か否かの判断 をさせて頂きます。
「簡易検証」の段階では、検査対象品(製品)のバラツキ等を考慮していないので、より精度ある検証を行う場合はNGサンプルを出来るだけ多くご用意して頂き、治具等環境を整えて ⑤「量産検証」を行います。
NG箇所をNGと判断させるのは容易にできるのですが、同じ検査設定でOK品までもNGと判断する事が多々あり、NGはNG・OKはOKと判断させる事が出来るかが重要となります。 これは、社内で加工した製品を検査するため検査機を導入したときの経験から得たことですが製品を加工の際、製品のバラツキを無くすことは非常に難しく「寸法」・「色」・「反り」・「光沢」等は常にバラツキが生じます。一見、目視で判断して変化が少なく見えても画像処理後では大きな変化として判断してしまう事があります。逆に、目視ではっきりと見える緩やかな「圧痕」等は画像処理ではOKと判断する事が多く、一方向からのカメラだけでは変化をキャッチする事が非常に難くなります。
弊社では、今までの経験を生かし量産時のバラツキも踏まえて検査機器の選定を十分検討します。検査機器に関しては、200万画素から6400万画素カメラ・変位センサー等、多種の機器の組み合わせで1台の検査装置として仕上げていきます。
◆ インデックステーブル検査機 ◆
自動車部品を加工されているお客様に納入させて頂きました。
ホッパーに製品を投入し、検査機の中では7ステージに分けて検査を
行っております。
変位センサー5台・エリアカメラ1台・ラインカメラ1台を搭載して おり、検査後は良品とNG品が自動で別箱に仕分けられ
良品が設定個数になると箱の入れ替えを自動で行います。
◆ レーザー加工 + 外観検査 ◆
インデックステーブル上の治具に製品をセットします。
それぞれのステージで、レーザ機で印字⇒集塵⇒外観検査を行います。
投入・排出は人の手で行いますが、加工・検査が同時に行われるので
タクトは非常に早く 慣れた方ですと2,000/h ほどの生産能力となりま
す。
又、NG発生時には音と光でお知らせしますので毎回判定を確認する
ことなく集中して作業できます
◆ 卓上タイプ検査機 ◆
200万画素カメラ搭載の卓上タイプとなります。
カメラは、左右に移動するスライダーに取り付けていますので
200mmほど移動する事が可能です。(複数個所検査可)
左にタッチパネル、右にモニターを搭載しており
タッチパネルで、品種・ステージ数を登録する事が可能です。
モニターには、検査箇所の画像が映し出されNG発生時には
どこがNGなのか確認できます
スライダーでカメラを移動させて検査という工程を複数組み合わせて
品種登録すれば、色々な箇所を検査し判定する事ができます。
カメラ画素数・スライダー移動量はカスタマイズできますので
お客様のご要望に応じて適切な機器に変更できます。
◆ 複合タイプ検査機 ◆
検査箇所が多い製品に適した検査機です。
500万画素カメラ7台を搭載しており、左右上下スライダーを
8台搭載、中空ロータリーアクチュエータを搭載させ
製品を回転させながら全面の金属部分を検査しております。
検査箇所も200箇所以上で、精度の厳しい箇所は4方向からの
照明で小さな異物も逃さない仕様となっております。
主に電装関係の製品を扱っているお客様に納入させて頂いております
準備中